2015/10/15

オリックスでの最終登板を終えて。　from Kobe

9月29日のファームでの練習試合の阪神タイガース戦が、
自分にとってのオリックスでの最終登板となりました。

当初は登板する予定はなかったのですが、岡本二軍監督が配慮してくださり、
投げさせてもらえるならと機会をいただくことができました。

当分実戦での登板はないので、打者との感覚を得られる貴重な機会だと思い、
集中してマウンドに臨みました。対戦相手が古巣阪神だったのはたまたまで、
この日は相手がどうこうといよりも、自分の力を十分発揮できるよう、
６回から１イニングの予定をしっかり投げきりました。

コンディションは相変わらず良く、気持ちよくピッチングできました。
また、球の走りも前回同様140キロ台を連発できていましたし、
思ったところにコントロールできて、勢いのあるボールを、
狙ったゾーンに投げ込むことができました。

また、この日は積極的にチェンジアップも試しました。
一二三選手には、真っ直ぐ２球がどちらも空振りで追い込んだのですが、
裏をかきすぎてチェンジアップを打たれました。

それでも、他の打者をチェンジアップで空振りさせたり、
チェンジアップで二塁ゴロに打ち取ったりと、
思い通りにコントロールできていたので収穫はありました。

この登板で、オリックスでのピッチングは最後となりました。
ここまで、チームには感謝の気持ちでいっぱいです。
８月後半に戦力外通告を受けてからも、まだオリックスの一員だからと、
施設を使わせていただいていますし、登板機会も与えていただきました。

試合で投げたいときがあったらいつでもいってくれと、
８月、９月、そしてこの最終戦と、マウンドに上がらせていただきました。
また、今もオリックスの寮でトレーニングを続けさせていただいています。
ウェート、ランニング、キャッチボールと、精力的にトレーニングしています。

すでに、来季に向けてスタートを切っています。
今季は体をあまり酷使しておらずフレッシュな状態なので、
このまま休みなく投げて来季に臨もうと準備しています。

今はまだ他チームからのオファーを待っている状態で、
ファンの皆様にご報告できることはありません。
ですが、アメリカから帰国してから今が一番いい状態なのは間違いないので、
力を発揮する場所さえ与えられればチームに貢献できると確信しています。
このまましっかりとトレーニングに励んでいきます。