K's SELF
'井川慶'本人からのメッセージをお伝えします。

2014/9/27

来季につながるピッチングを。 from Yuu

9月19日のファームでの対広島東洋カープ戦の登板結果は、
7回、5安打、1奪三振、2失点でした。

前回登板した阪神戦では、
6回を投げてゲームが作れたので、その勢いを維持しつつ、
今回はさらに長いイニングを投げられればとマウンドに臨みました。
また、広島戦では、打たれるか、抑えられるか、はっきりした結果が出るので、
前回打たれた分、今回は抑えようという意識もありました。

復帰後ここまで、徐々に調子が上がってきていて、
この試合も立ち上がりに不安定さはなく、
コントロールできずに四苦八苦するようなこともありませんでした。
初回は三者凡退、2回も5番の栗原選手にスライダーを二塁打されましたが、
6番をレフトフライ、7番を三振と、後続を断つことができました。

前回の広島戦では、意図してスライダーをほとんど使いませんでしたが、
この日はスライダーでカウントを整えられましたし、
狙いどころでチェンジアップもいい高さに決められ、
常に自分優位の攻めのピッチングができていたように思います。

この試合唯一の失投は、3回1死2塁から1番の安部選手に、
内角真っ直ぐが甘めに入って三塁打を打たれた場面くらいでした。
続く2番打者の犠牲フライで、この回計2失点しましたが、
失点はこのイニングだけで、あとは7回まで無失点で抑えることができました。

この試合の球数は82球でしたが、相手打線が早打ちだったこともあり、
いいテンポで流れに乗って投げていくことができました。
相手が早打ちだったことが、この日は自分に有利に働いていたように思います。

これで今季広島打線相手の登板はおしまいだと思いますが、
7回2死から、代打で廣瀬選手と対戦できました。
廣瀬選手とは、ロサンゼルスで一緒にトレーニングした思い出があり、
対戦を楽しみにしていました。内角真っ直ぐで勝負して、
結果は痛烈な三塁ライナーでした。他にも広島のファームには、
阪神時代に対戦したことがある顔ぶれがコーチ陣に多く見られました。

さて、ファームの公式戦も残すところあと少しとなりました。
次回の先発機会では、来季につながるピッチングをして、
ファームでのいい締めくくりにできればと思っています。