K's SELF
'井川慶'本人からのメッセージをお伝えします。

2012/7/31

楽天戦での今季2勝目 from Osaka

7月26日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦の登板結果は、
7回、2安打、無失点、4奪三振でした。

登板の合間の練習では、コントロールを修正できていい状態だったのですが、
いざ試合に臨むと力が入りすぎてしまうためか、
真っ直ぐが抜けてしまうようなことがときどきありました。
今回の登板でも、気をつけてはいましたが、その傾向がありました。

初回、3回、5回、6回に、四球からピンチを招いてしまう展開は、
自分の投球を苦しめてしまったように思います。
特に6回は、先頭打者に四球を与えてしまい、
送りバントをしてくると思われた次の打者にも、
バントを失敗させようと際どいところを突きすぎてカウントを悪くし、
2者連続で四球になってしまったことで、自分を自分で追い込んでしまった感じでした。

無死1、2塁で送りバントをさせ、1死2、3塁というピンチになりましたが、
味方打線が取ってくれた1点をどうしても守りたい場面でした。
ここで、二塁手の後藤選手と、三塁手のバルディリス選手が素晴らしい守備を見せてくれました。
4番枡田選手には、初球カットボールでセカンドゴロを打たせたのですが、
前進守備でしたし、打球も速かったために、捕球が難しかったと思います。
それを後藤選手は、機敏な動きでスライディングキャッチし、
素早くホームへ送球して三塁走者を三本間に挟んでくれました。

また、5番ガルシア選手には、チェンジアップでサードゴロを打たせましたが、
三塁への当たりは、アメリカならライン際をあけて守るので、
長打コースへと抜けていく打球だったと思います。
それを、ライン際をしめる日本式のシフトで、しかも捕球も送球も見事で、
この場面は本当に野手に救われました。
また、相手打線の読みをうまくかわしてくれた捕手の齋藤選手の配球もよく、
信頼して投げることができました。

結果的には、四球以外は2安打で、2回、3回、7回は三者凡退に抑えることができました。
8回、9回は、平野投手、岸田投手がゼロに抑えてくれて完封リレーになりました。
楽天打線が早打ちだったこともあり、球数が88球と少なめだったことも、
流れに乗れた要因だったように思います。

次回の登板でも、チームの勝利のためにしっかりとゲームを作り、
先発としての役割を果たせるように頑張ります。ご声援よろしくお願いします。