K's SELF
'井川慶'本人からのメッセージをお伝えします。

2010/11/18

自主トレ順調です from Mito

早めに帰国できたことで、今月早々地元で自主トレを開始しており、日々順調にメニューを消化できています。毎年のことですが、今の時期はまだトレーニングを始めて初期段階なので、ウェートトレーニングによる筋肉痛がつらいところです。次第に慣れていけば、もっとハードなメニューもこなせるようになるので、しばらくは辛抱して頑張っていきます。

午前中は2時間ほどランニング中心のメニューで、今年はクロスカントリーを多めにとりいれています。山道を走る苦しいメニューなのですが、例年の海辺や陸上競技場とはひと味違って、いい気分転換になっていると思いながら取り組んでいます。ウェートはまだまだ軽めで、少し張りを感じては、少し負荷をかけていくことの繰り返しで、徐々にMAXに近づけられればというところです。日本での開始時期が早かった分、あまり詰めすぎず、かといって緩すぎることもなく、いい配分で今年の残り1カ月半を過ごせればと考えています。

トレーニングが休みの日は、東京でショッピングを楽しんだり、家でゆっくりしたり、のんびりと日本のオフを過ごしています。先日は、テレビで日本シリーズを見ました。じっくり観戦するのではなく、ところどころ経過を見る程度でしたが、連日延長戦に突入する白熱の試合展開に、スタンドの興奮した雰囲気は十分に伝わってきました。

日本の試合を見て改めて感じたのは、勝負どころで変化球を多投しているなということ。面白い試合展開でしたが、乱打戦というわけではなく、なかなか点が取れないという内容には、観客や視聴者は、野球の魅力を再発見する機会になったのではないでしょうか。日本では、野球離れが進んでいるなどといわれているようですが、今回の日本シリーズのような熱気ある試合を数多く見られれば、ファンは満足するでしょうし、新たな野球ファンも増えていくのではないかと感じました。

新たな野球ファンといえば、先日は地元大洗のスポーツ少年団が参加する大会に招かれ、大洗近郊の学童野球チームに所属する子供たちの姿を見ることができました。その大会には24チームが参加しており、自分の少年時代より選手が増えていることは、この少子化のなかで凄いことだと思いました。しかもその大会には、県内で一、二を争う実力のチームも参加しており、内野の守備などを見て、しっかり鍛えられているなと感心しました。多くの子供たちが、野球やその他のスポーツに親しめる環境が与えられているその裏では、大勢の方々の日頃のご協力があるように思います。これからも、そうした環境のもと、たくさんの子供たちが、スポーツを好きになって、楽しんでくれればいいなと思っています。