K's SELF
'井川慶'本人からのメッセージをお伝えします。

2009/9/4

シラキュースとの2戦 from Scranton

8月26日のシラキュース・チーフスの登板結果は、4回2/3、8安打、4失点、7奪三振でした。

肩や肘の状態は悪くなく、しっかり調整して試合に臨むことができました。初回、飛球2つで2死までは簡単に取れたのですが、そこからヒットと四球で走者をためてしまい、5番打者にタイムリーを打たれてしまいました。その打者とは今季相性が良く、内角を攻めて成功していたのですが、打たれたのは外角低めの真っ直ぐでした。外角には腕が伸びていい当たりをするので、もう少し攻め方を考えればよかったかなと思いました。

2回は、無死から3連続安打で1失点した後、バント処理を一塁手がエラーして満塁となり、死球で押し出し。自分自身は冷静でしたが、ペースが悪くなってしまったことは否めません。だた、そこまでは2ストライクに追い込んでから厳しいコースを突けていなかったのですが、3失点後はボール球を振らせる投球に切り替えました。その結果、無死満塁のピンチを三者連続三振。次の3回の先頭打者も三振だったため、4者連続で三振を奪うことができました。

最近奪三振が少なかったので、5回途中までで7奪三振できたことはよかった点です。しかし、先発投手なので長いイニングを投げたかったのはもちろんですし、せめて5回終了までは降板したくなかったです。ベンチへ下がった時点から、次戦登板のことに頭を切り換え、次も同じシラキュース相手なので、今度こそしっかりゲームを作ろうと思いました。

8月31日のシラキュース・チーフス戦の登板結果は、6回1/3、11安打、3失点でした。

前回と同じシラキュースが相手だったので、対戦している打者にどう攻めていくか考えていたのですが、メンバーの多くが変わっており、前回のデータはあまり参考にはなりませんでした。前回は1回から3回までの立ちあがりに4失点しましたが、今回は、初回、2回と三者凡退に抑え、無難な立ちあがりでした。7月のコロンバス戦あたりからチェンジアップが冴えていて、それは今も持続しています。

この試合では、カウント2ナッシングに追い込んだ場面が10回あったのですが、そのうち三振は1つで、ヒットが3つ。有利な場面でもうひと粘りできていなかったという印象です。ストライクを揃えすぎてしまい、ボール球をうまく振らせるように、もう少し工夫できたかなと思っています。真っ直ぐもそこそこ走っていましたし、しっかり腕を振れていたので、攻め方のミスで3失点してしまったことは反省材料です。

チームが勝ったことで、なんとか仕事は果たせたのですが、ランナーをためた場面で交代し、後続の投手に助けてもらったことも、気分はよくありませんでした。1死満塁から無失点に抑えてくれた後続の投手には感謝です。さて、次戦は今季のレギュラーシーズン最終登板。有終の美を飾れるように頑張ります。